サニティシステムは、空間にあわせおよそ1〜3ppmの高濃度オゾンを発生させ、酸化作用によって除菌・消臭するシステムです。
サニティシステム社はプロ向けのオゾン発生器を生産していて、欧州を中心に世界54カ国でサービスを展開しており、カーディーラー、医療現場、介護施設、ホテル、ペットショップ、商業施設等多くの場所で利用されています。
オゾンは濃度により人体への悪影響を及ぼすことが確認されています。
日本産業衛生学会では作業環境基準としての許容濃度を0.1ppm(0.2 mg/m3)と定めており、人体への影響としては、日本オゾン協会が下記のような指標を公表しています。
0.01~0.02 ppm:オゾンの臭気を感じる
0.1 ppm~:鼻、のどへの刺激
0.2~0.5 ppm:視力の低下
0.4~0.5 ppm:上部気道への刺激の感知
0.6~0.8 ppm:胸痛感知、咳
1~2 ppm:疲労感・頭痛・頭重の感知、呼吸機能の変化
5~10 ppm:呼吸困難、脈拍増加、50 ppm~:生命の危険が起こる
(特定非営利活動法人 日本オゾン協会「オゾンハンドブック」より)
サニティシステムはバクテリアやウィルスを不活化するのに足りるだけの1~3PPMのオゾン環境を発生させ、強力な除菌・消臭効果を発揮します。
注意事項
サニティシステムは、空間にあわせおよそ1〜3ppmの高濃度オゾンを発生させ、酸化作用によって除菌・消臭するシステムです。(図の1 → 2 → 3 → 4の順番でプロセスが進行します。)
除菌プロセスの最後に残存オゾンを酸素に戻して、空間を安全な状態に戻します。
環境 |
オゾンの自然な酸化力だけで除菌を行い、酸素に戻るので危険な残留化学物質はなく、後で拭きとる手間もありません。 |
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効率 |
室内空間に合わせた適正な設定により、オゾンが空間に広がり織物素材にも浸透。病原菌などが繁殖しやすく手の届きづらい場所にも到達。 |
安全 |
プログラムの最後に残存オゾンを回収して酸素に還元するので、室内のものや機械にダメージを与えません。 |
オゾン(O₃)は、自然界では太陽光により大気中に低濃度(0.025ppm)で存在する気体です。
オゾンは3つの酸素原子(O)からなる酸素(O2)の同素体です。O₃の状態は極めて不安定な性質のため、3つの酸素原子のうちの一つを他の物質に与えて通常空気中にある酸素分子(安定状態のO2)になろうとする性質(酸化作用)があります。
そのため、強い酸化力を持つのが特徴で、酸化力は化学物質の中でフッ素に次いで二番目に強く、過酸化水素、塩素、次亜塩素酸より強い酸化力を持っています。
[参考]酸化還元電位(V)フッ素→2.87、オゾン→2.07、次亜塩素酸→1.63、塩素→1.36、酸素→0.82
空気中や物質表面の細菌や臭いの元になる物質を酸化させ、同時に細胞膜を破壊することで殺菌する効果を持ちます。
国際的に認知されているUniversity of Padua(イタリア パドヴァ大学)
Department of Molecular Medicine(分子医学部)はEU基準EN14476 及び EN17272 に準拠するバイオセーフティレベル3実験室において、サニティシステムがCOVID-19の原因であるSARS-CoV-2ウィルスに対して99.9%の効果がある事を実験結果として得ることができました。
サニティシステムはアイルランド農林水産省によりEUライセンスを発行されています。
(PCS番号100807,100808,100809,100810)
新型コロナウイルスだけではなく、食中毒の原因となる病原菌にも効果があることが
研究結果として報告されています。
サニティシステムはイタリア農林水産省によりEUライセンスを発行されています。(PCS番号 100808)
イタリアでは1,600社もの代理店によって、多くの自動車ディーラー、整備工場、運輸業者、公共交通機関病院、研究機関、歯医者、老人ホーム、動物病院、救急車、政府施設、公共施設、警察署、刑務所、オフィス、生産工場、美容室、エステ、ジム、大学、学校、専門学校、ホテル、カフェ、レストラン、ペットホテル、ショップ、ショッピングセンター、緊急避難所、自宅といった様々な場所で使用されています。