2024年10月04日

【オゾン発生器の仕組みと安全性】人体への影響も徹底解説!

オゾン発生器 効果 人体への影響 仕組み

オゾンは、除菌や脱臭の手段として幅広く利用されています。
現在では、家庭用や業務用のオゾン発生器が市販され、誰でも手軽に利用できるようになりました。
しかし、オゾンに対する人体への影響を心配する声も少なくありません。
そこで、今回はオゾンの特徴と安全性について解説し、市販のオゾン発生器を安全に使うための方法をご紹介します。

【オゾンの特徴について】
オゾンとは、O₃という分子式で定義される物質です。
自然界では太陽光により大気中に低濃度(0.025ppm)で存在する気体です。
「海岸」「山」「森林」「草原」「滝」などの大自然の周辺ではオゾンの濃度が高く(日差しの強い海岸などで0.03~0.06ppm、森林で0.05~0.1ppmの濃度)オゾンの酸化作用によりきれいな澄んだ空気が発生しています。
この酸化作用が除菌・消臭に使われています。

【オゾンの安全性:人体への影響は?】
オゾンは濃度により人体への悪影響を及ぼすことが確認されています。
日本産業衛生学会では作業環境基準としての許容濃度を0.1ppm(0.2 mg/m3)と定めており、人体への影響としては、日本オゾン協会が下記のような指標を公表しています。

0.01~0.02 ppm:オゾンの臭気を感じる
0.1 ppm~:鼻、のどへの刺激
0.2~0.5 ppm:視力の低下
0.4~0.5 ppm:上部気道への刺激の感知
0.6~0.8 ppm:胸痛感知、咳
1~2 ppm:疲労感・頭痛・頭重の感知、呼吸機能の変化
5~10 ppm:呼吸困難、脈拍増加、50 ppm~:生命の危険が起こる
(特定非営利活動法人 日本オゾン協会「オゾンハンドブック」より)

オゾンの濃度が0.2ppm~0.5ppmを超えると人体に有害となりますが、有害なレベルのオゾンを吸わないことを徹底すれば、安全に利用することは十分に可能です。

【オゾン発生器の仕組みと安全な使用方法】
弊社取り扱いのオゾン発生器「サニティシステム」の仕組みについてご紹介します。
サニティシステムは、空間にあわせおよそ1〜3ppmの高濃度オゾンを発生させ、酸化作用によって除菌・消臭するシステムです。(図の1 → 2 → 3 → 4の順番でプロセスが進行します。)

※サニティシステムを安全に使用するためには、オゾンが発生している間は、必ず人やペットがいない無人状態で使用してください。
※また、施工後はオゾン特有の匂いが気にならなくなるまで十分な換気を行ってください。
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サニティシステムは、オゾンの自然な酸化力だけで除菌を行い、最後に酸素に戻るので危険な残留化学物質はなく、後で拭きとる手間もありません。
使用後は清潔かつ安全な空間になると報告されています。

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